【東北学院大学国際学研究所グローカル問題講演会】軍事政権下での人道支援 -ミャンマー大地震への対応と展望-
イベントの内容
●国際学研究所では、世界規模の(グローバル)諸問題が各地域(ローカル)の問題とどのように繋がっているのかを探求すべく、随時「グローカル問題」研究会・講演会を開催して参ります。初回はミャンマー・タイの地域社会と国際関係に詳しい今村真央(いまむら まさお)教授をお招きして、先般のミャンマー大地震とその余波についてお話を伺います。
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ミャンマーの人道危機は長年にわたる軍事独裁と内戦に加え、2025年度に発生した大地震によってさらに深刻化している。軍政により被災地へのアクセスは著しく制限され、大規模な支援活動の展開は困難を極めている。
このような状況の下、避難民の数は急増しており、国内外の対応が喫緊の課題となっている。本講演では「人道」と「人権」という二つの原則が相反することにあることに注目し、現在の支援体制の可能性と限界を分析する。