若手アーティスト支援プログラムVoyage2023 釣舟富紀子展 ROADSTEAD

若手アーティスト支援プログラムVoyage2023 釣舟富紀子展 ROADSTEAD
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カテゴリ:アート・展示会
開催終了
イベントの内容
本プログラム9回目を数える今回は、公募により選考された画家の釣舟富紀子と、現代美術作家の折田千秋をご紹介いたします。
釣舟は自身が幼少より慣れ親しむ塩竈や周辺地域の風景を題材に絵画を描いています。情緒あふれる懐かしい風景や現代社会に空想も織り交ぜて描かれたシリーズでは、一見ポップな描写でありながら密やかに潜在的なまちの姿を提示し、日常風景の深層に迫ります。一方、実存する古い建造物や風景を写実的に記録したシリーズは、東日本大震災以降、刻々と移ろう風景を描き残したいという思いを強くし、歴史や風土、自然界の細部を緻密にとらえ、風景に潜む気配をも描き出しています。作品の隅々まで目を凝らし、探検するように様々な発見をしながら、鑑賞者それぞれが“地域”に対するイメージを自由に広げていく機会になれば幸いです。

開館時間:10時~17時(入館受付は16時30分まで)
観覧料/企画展+常設展セット(団体割引料金/20名以上):
一般500円(400円) 大学生・高校生400円(320円)
中学生以下・メンバーシップ会員無料
※各種障がい者手帳を提示された方は割引。

若手アーティスト支援プログラム「Voyage」は、これからの活躍が期待される若手アーティストの可能性に光をあて、新たなステップを提供することを目的に、展覧会を中心としてトークやワークショップなど多様な表現の機会を設ける事業です。これまで、多くの人々にとって新たな才能や感性と出会える場となるよう毎年度ごとに異なる作家と共に取り組んできました。展示制作にかかる費用の一部のほか、企画や広報などに関する支援を通して、地域にゆかりのある若手アーティストの意欲的な表現活動をサポートし、発表の場を提供します。今年度の特別審査員は、石倉敏明氏(人類学者・秋田公立美術大学大学院准教授)、小田原のどか氏(彫刻家・評論家・出版社代表)、鹿野護氏(デザイナー・東北芸術工科大学教授)です。

問合せ:塩竈市杉村惇美術館
〒985-0052 宮城県塩竈市本町8番1号
TEL 022-362-2555/FAX 022-794-8873

関連企画

ギャラリートーク 釣舟富紀子・折田千秋
2023/7/15[土]14時~ 企画展示室(60分程度)
作品解説等、作家によるギャラリートーク。
※要展示観覧料。要予約(定員15名)
【申込みはこちらから】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSctdFu3AWTkxL7ROtUWE4RmcVzrMO5pF3snOVhf_M-vZ2HPJg/viewform

ネオ塩竈まち歩き
https://sugimurajun.shiomo.jp/archives/10303
2023/8/12[土]14時~ 美術館集合(120分程度)
参加費(保険料込):一般500円、メンバーシップ・中学生以下300円 節足動物などの生き物の視点で、作品に描かれている場所を訪れるまち歩き。展示も観覧いただけます。
※要予約(定員15名)
【申込みはこちらから】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfGNXcou-ZfDMPBqP7XiBA7PsRBMlCfpP61nDoK0sLUQL8_sw/viewform

釣舟富紀子(つりふね ふきこ/Fukiko Tsurifune)
画家。1993年宮城県塩竈市出身・在住。京都精華大学マンガ学部マンガ学科卒業。幼少から親しんだ塩竈市内外の風景・建造物などをモチーフに、ファンタジー描写を加えた架空の地方都市のアクリル画群を制作している。また、日本画材では実在の古い建造物を中心にした絵を描く。2020年「第35回東北建築フォーラム 第14回東北の建築を描く展」大賞、2022年「第59回宮城県芸術祭絵画展(公募の部)」宮城県芸術協会賞受賞。
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