うつ病治療 西洋薬と漢方薬

うつ病治療 西洋薬と漢方薬
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2017527日()
14:00 ~ 15:00
カテゴリ:総合
開催終了
イベントの内容
<うつ病の特徴>

眠れない、食欲がない、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといったことが続いている場合、うつ病の可能性があります。

うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。

脳がうまく働いてくれないので、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまいます。そのため普段なら乗り越えられるストレスも、よりつらく感じられるという、悪循環が起きてきます。

<うつ病は増えている?>

日本では、100人に3~7人という割合でこれまでにうつ病を経験した人がいるという調査結果があります。

さらに、厚生労働省が3年ごとに行っている患者調査では、うつ病を含む気分障害の患者さんが近年急速に増えていることが指摘されています。

「うつ病が増えている」の背景には、
うつ病についての認識が広がって受診する機会が増えている
社会・経済的など環境の影響で抑うつ状態になる人が増えている
うつ病の診断基準の解釈が広がっている

これらの見解が厚労省で提示されています。

この勉強会ではこのほかに「うつ病に使う西洋薬」による副作用の問題なども取り上げ、うつ病が増えている原因についても解説します。


<漢方でできること>

漢方では自律神経の調整やストレスに強い身体作りが可能です。

うつ病は身体を動かすエネルギーである「気」の巡りが滞っている状態とも考えられるため、漢方ではこの巡りを整えるものを用います。

具体的には香りの良い生薬からなる理気薬(りきやく)です。

ほかには精神安定や鎮静効果の安神薬(あんじんやく)と言われる漢方です。
精神安定作用、抗不安作用、神経症などに用います。

これには鉱物や牡蛎(かき)、植物性の生薬では酸棗仁(さんそうにん)や忘憂草(ぼうゆうそう)などを用います。


さらに「気」自体が不足していてパワー不足の場合は元気をつける漢方薬を用いていきます。

基本的には体を元気にしながら精神的な面もサポートしていく漢方では副作用の心配が少なく、心身ともに治療していくことが可能です。

病院からのお薬を飲んでいる方はそれを少しでも減らせるよう必要な知識を学んでいただければ幸いです。

最終的には西洋薬を飲まなくても良い状態になることが目標です。


<講師からのメッセージ>

この講座では病院の治療ではなかなか治らないうつ病について漢方でできることをお話しします。

うつ病の治療で新しく出てきたSSRIというお薬の副作用に関する話や、日本と海外の治療薬に対する考え方や扱いが異なるということもお話しします。

日本人は西洋薬を使い過ぎており、本当の治療のためにも西洋薬は減薬する必要があります。

漢方はそのための助けになり、心身ともに健康な状態を目指して治療にあたります。

ご自身やご家族でご興味のある方がいましたらぜひご参加ください。

普段はなかなか聞けない貴重な話が出てきます。



・日時:5月27日(土) 14:00開始 15:00終了

・定員:6名

・参加費1500円(漢方のお茶セット+運龍堂 1000円分の商品券)

・会場:運龍堂

〒980-0804 宮城県仙台市 青葉区大町1丁目3-2 仙台MDビル1F
  
※参加の際は下記ページの参加ボタンをクリックしてくださいますよう
 お願い申し上げます。
http://www.kokuchpro.com/event/985b06af263e129d08caca1148d1ac71/



【講師プロフィール】
山本博之(やまもと ひろゆき)
1989年宮城県生まれ。
宮城県仙台南高等学校、東北医科薬科大学薬学部を卒業、2014年に薬剤師免許を取得。
2016年に東北医科薬科大学大学院薬学研究科薬科学専攻博士課程前期課程を修了し、修士(薬科学)を取得。
 
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