夏目漱石没後100年 「漱石文庫~文豪が遺した創作の背景~」展
イベントの内容
平成28年は夏目漱石没後100年にあたり、来年は生誕150周年となります。今年は没後100年の記念として「漱石文庫-文豪が遺した創作の背景-」と題し、東北大学附属図書館所蔵の貴重図書「漱石文庫」の特別公開を行います。
東京で創作活動をしていた漱石の蔵書や自筆資料等は、当館館長であり、漱石の高弟でもあった小宮豊隆の尽力により、東北の地に伝えられ、現在では「漱石文庫」と名付けられ、東北大学附属図書館の貴重書庫で大切に保管されています。「漱石文庫」の魅力は、三千余冊の旧蔵書とそれらへの漱石自身の書き込み、日記や手帳、答案、英作文といったプライベート資料が含まれていることです。
おおよそ10年間という作家としては決して長くない創作活動の間に、数々の名作を世に送り出した文豪が、その生涯においてどのような書物を読み、その創作の糧にしていたのかが垣間見えるよう、漱石文庫の中から選りすぐった資料を展示いたします。今秋はぜひ、東北大学附属図書館に足をお運びください。