在野の考古学をひも解く-交流と蒐集-

在野の考古学をひも解く-交流と蒐集-
マイリストに追加
開催終了
イベントの内容
―浮かび上がってきた、在野の考古学者との交流と蒐集―

多種多様な資料によって構成され、その数は10万点を超えるといわれる「毛利コレクション」。
このうち考古資料群は、明治末年から昭和初期にかけて、毛利総七郎と遠藤源七が石巻周辺の遺跡の発掘調査を行い、精力的な収集活動によって築き上げたものです。
彼らが共同管理した考古資料群は、毛利家に建てられた「石巻考古館」で公開されてきました。
石巻市博物館では、令和4年度に地域展「毛利総七郎・遠藤源七の考古コレクション-明治・大正・昭和戦前期の発掘と蒐集-」を開催し、毛利コレクションの手紙や発掘日誌の分析から、考古資料群の形成過程を明らかにしてきました。

その後、被災した毛利コレクションの考古資料群の再整理を進めるなかで、国指定重要文化財「岩版」等を毛利に譲った登米郡南方村の高橋清治郎、鳴子で私設考古博物館を運営していた山口仁道らの旧蔵資料群を確認し、「蒐集」の実態がより明確になりつつあります。

今回の特集展では、大正・昭和戦前期の宮城県内における在野の考古学研究者らの交流、そして毛利・遠藤の考古資料の蒐集活動に焦点を当てていきます。
周辺地図
コメントの投稿
コメントの投稿にはユーザー登録が必要です