イベントの内容
目の前の社会課題に対して、新たな挑戦をはじめ、その挑戦を進めていく上で、創業者が自分なりの「目指す世界」を描き、周りに伝え、仲間や協力者を募っていくプロセスが不可欠になります。今回のソーシャルイノベーションナイトでは、お二人の先輩社会起業家をお招きして、どのように「目指す世界」を描き、実現に向けて進まれてきたのか、特に、どのように仲間やパートナー、お客様に想いを伝え、巻き込み、そして失敗や困難にどのように立ち向かってきたのか、その時にどんなことを心がけてきたのか、などなど、掘り下げてうかがっていきたいと思っています。
1人目は、株式会社PEERの代表取締役、佐藤真琴さん。「ものづくりの力で患者さんたちの困りごとを解決し、その人らしく、前を向いて生きていける社会を実現したい」という想いのもと、がんなどの病気を治療中の患者さんが安心して日常生活を送れるように、ウィッグ(かつら)やつけ毛のついた帽子、その手入れのための美容室などを経営しています。今では全国各地に70店舗以上の連携店・取扱店を持ち、そのインパクトは日本中に広がっています。
2人目は、Dari K株式会社の代表取締役、吉野慶一さん。「カカオを通して世界を変える」を企業理念に、カカオ生産量が世界第3位にもかかわらず、その品質の低さゆえに日本にはほとんど輸入されることもなく、故にカカオ産地として日本でほとんど知られていなかったインドネシアに注目。現地で生産段階から関わりながらカカオを輸入、そうして彼らが作った高品質なチョコレートは、世界最大のチョコレートの祭典「Salon du Chocolat Paris」にて3年連続で受賞するなど、世界的にも評価を得ています。
お二人の「目指す世界」と現在までの進展、そして今後の展望などうかがいながら、「社会変革」の進め方の「極意」について、リアリティを持って感じ取っていただきたいと思います。
【日時】
2018年9月28日(金)18:30開場、19:00~21:30 開催
【スケジュール】
18:30 ~ 開場
19:00 ~ はじめに
19:05 ~ 登壇者&事業紹介:佐藤様、吉野様
19:45 ~ パネルディスカッション
「「目指す世界」を描き、実現していくために」
20:50 ~ 交流会
21:30 終了
【スピーカー】
佐藤真琴様
株式会社PEER(ピア)代表取締役社長
社会人を経て入学した看護学校の実習で白血病の患者と出会い、がん患者のウイッグと地域ケアの必要性を知る。看護学校在学中に中国へ渡り、2004年に資金5万円でピア(個人事業)を起業。がん治療中もその人らしく生きられる地域づくりを目指す。その活動は広く認められ、日経ウーマンオブザイヤー キャリアクリエイト部門5位、経済産業省ソーシャルビジネス55選掲載。内閣府女性のチャレンジ賞、静岡ニュービジネス大賞特別賞などを受賞。パワフルな活躍ぶりは、多くの女性に勇気を与えている。静岡大学大学院工学研究科事業開発マネジメント専攻修了/看護師。
http://info558282.wixsite.com/peer吉野慶一様
Dari K株式会社 代表取締役社長
18歳からバックパックで約60か国を旅する。慶應義塾大学経済学部、京都大学大学院を経て、オックスフォード大学の大学院で社会政策学を専攻。卒業後、外資系投資銀行や投資ファンドで金融アナリストとして活躍中、偶然訪れた海外のカフェでカカオ豆の産地に興味を持つ。世界の現状を憂いたり、出来ない/やらない理由を声高に叫ぶだけでは自分も世界も何も変わらないと29歳で脱サラ。単身インドネシアのスラウェシ島に渡り、農家とともに高品質なカカオ豆の生産に携わり、2011年にカカオ工房「Dari K(ダリケー)」を設立。2017年、初回となる『SDGsビジネスアワード』にて、大賞を含む5つの企業の1つとして「エンゲージメント賞」受賞など。
http://www.dari-k.com/【会場】
INTILAQ東北イノベーションセンター
(仙台市若林区卸町2-9-1)
会場までの道のりはこちら
http://intilaq.jp/access/【主催】仙台市/INTILAQ東北イノベーションセンター
【参加費】無料
【定員】50名
【お問合せ】
INTILAQ東北イノベーションセンター
mail: info@intilaq.jp
電話:022-357-0543