イベントの内容
喘息は肺・呼吸器だけの問題ではありません。
身体全体のバランスが取れないことで喘息が起こります。
喘息体質を改善するためには、健康な身体作りをしなければ根本的な改善にはなりません。
生活習慣の改善から、季節ごとに気を付けることを学び、自分の身体がどのようにバランスを整えて健康を維持しているか理解することが大切です。
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<アレルギーの代表疾患ともいえる気管支喘息>
気管支喘息は、気道粘膜の刺激や炎症、自律神経失調による気管支の攣縮(れんしゅく)などによって呼吸の際の通り道が狭くなって空気の出入りに障害がでる病気です。
肺は体の中にある臓器ですが、空気と接しているため体の表面にあるともいえ、外界の影響を受けやすく、外部からの感染源の入り口にもなる場所です。
喘息は天候の変化や風邪などが引き金になることがよくあり、アレルギーの代表的な症状の一つです。
皮膚や鼻などのアレルギーと共通している点が多いので、アトピーや慢性鼻炎などと一緒に悩んでいる人も多いと思います。
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<東洋医学の視点が役に立つ!>
東洋医学的に「肺」は気を作る働きがあり、外部から気を取り入れると同時に、体内に気を配る最初の働きを調節しています。
簡単にいうと、空気から吸ったエネルギー(気)を全身に巡らせることです。
しかし、この働きは「体の内側の事情に左右されやすい」という特徴があります。
気を体の奥深くに引き込む「腎(じん)」の状態、体の水分や汚れた気を回収して肺まで運搬する経路に関わる「脾(ひ)」の状態、気の巡りを調節する「肝(かん)」の状態などです。
初めに、肺や呼吸器だけの問題ではないと説明したのはこれらのことが大切だからです。
喘息で悩んでいる方は、これらの内側の事情の中に不調をもっているのです。
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<喘息は気の巡りの不調>
喘息発作時の気の巡りを見てみると、体の内外上下に巡る気の流れが出口に集中し、出口で滞りを起こしている状態と表現できます。
この原因として、「気道の通り道自体が狭まる状態」と「出口を通過する呼気量が増える状態」があります。
「気道の通り道自体が狭まる状態」では肺(気管支なども含む)に余計な水が溜まったり、巡りを調節する肝の不調によって気管支が絞縮します。
「出口を通過する呼気量が増える状態」では本来ならば体を巡るはずの気の流れが乱れて呼吸の出口に押し寄せる場合と、運動や興奮がきっかけで気の流れが異常に盛んになり、呼吸の出口に押し寄せる場合があります。
風邪や寒さの影響で、体の外に向かうはずの気が押し戻されたり、気の巡りの滞りで動きが悪くなったり、食べ過ぎや飲みすぎで肺に余計な水が逆流して喘息になったりするのです。
ほかにも、年齢的な問題などもありますでの、詳しくはセミナーでお話しいたします。
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<生活スタイルも大切>
喘息では他のアレルギー(アトピーなど)や花粉症と同様に、エアコン、薄着、夜型生活、過労、
過食(カロリー過多)、冷飲食などの生活習慣が主な病気の原因とされています。
特に胃腸に負担をかける食生活は肺に与える影響が大きいので、発作を起こしやすい時間滞の食事は軽めにするなど工夫が必要です。
ほかにも気をつけるべき生活習慣がありますのでぜひこのセミナーで学んでいただきたいと思います。
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<講師からのメッセージ>
以前から予告していた通り、4/27(木)と5/6(土)はアレルギー対策のセミナーです。
アレルギーと言っても、そこには様々なアレルギーがあり、喘息もその一つです。
以前はアトピーに関するセミナーを開催したので別のアレルギーのテーマにしたということと、我が国でも患者数が圧倒的に多い(1,177千人)ということもあり、今回は喘息をテーマに取り上げました。
テーマは喘息ですが、喘息以外のアレルギーをお持ちの方もためになる内容です。
厚生労働省の調査によると、喘息患者は平成17年の段階で、過去30年間で小児喘息は1%から5%に、成人の喘息は1%から3%に増加し、約400万人が罹患(りかん)していると考えられていました。
しかし、平成20年の有症率を見ると幼稚園児で19.9%、6~7歳で13.8%、13~14歳で8.3%。国民全体で約800万人が罹患しているとの調査結果が得られました。
他のアレルギー疾患も同様ですので、アレルギーそのものが現代人では「急速に」増加しているのです。
生活習慣や体質の改善を真剣に考える必要があります。
ぜひ、たくさんの方のご参加をお待ちしております。
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・日時:4月27日(木) 14:00開始 15:00終了
・定員:6名
・参加費1500円(漢方のお茶セット+運龍堂 1000円分の商品券)
・会場:運龍堂
〒980-0804 宮城県仙台市 青葉区大町1丁目3-2 仙台MDビル1F
※参加の際は下記ページの参加ボタンをクリックしてくださいますよう
お願い申し上げます。
http://www.kokuchpro.com/event/bd6b174c26529192072af0cb4f9b8ca4/【講師プロフィール】
山本博之(やまもと ひろゆき)
1989年宮城県生まれ。
宮城県仙台南高等学校、東北医科薬科大学薬学部を卒業、2014年に薬剤師免許を取得。
2016年に東北医科薬科大学大学院薬学研究科薬科学専攻博士課程前期課程を修了し、修士(薬科学)を取得。