イベントの内容
大橋から眺める広瀬川、とても良いですよね。
上流側は、両岸を桜の小径と西公園の木々に挟まれた中を流曲して流れ、同じ視界に東西線の広瀬川橋りょうや高層建築物が入り込む都会的な雰囲気があり。
下流側は、右手に藩祖伊達政宗の騎馬像が城下を見守る青葉山と、名前の由来にもなったという広い瀬が続く先に見える経ヶ峰の大露頭が、広瀬川の自然度の高さを象徴します。
それでは、川の中はどうでしょう?
魚や水生昆虫のくらしやすい環境なのでしょうか?
実は広瀬川でも、温暖化 河床低下 渇水 食害 洪水などによって、気になる現象が起こっています。
これまでとちょっと違った視点から広瀬川を見ることで、現在抱える課題を把握し、解決に向けたアクションを起こしていこう!市民一人一人が調査員となり広瀬川の環境を調べ、そして改善の糸口を探るべく【広瀬川リサーチャーワークショップ】を企画しました。
第1回のゲストトークでは、サクラマスの回遊行動が専門の宮城教育大学准教授棟方有宗氏に、広瀬川のサクラマスの研究から分ってきた事をご紹介いただくほか、カワラバンが今期取組む広瀬川での発信器を用いた調査についてもご紹介します。
【調査】と聞くとなにか特別なスキルが必要なイメージがありますが、
例えば
・普段から川沿いを散歩している方が、散歩の度に定点撮影をすれば、河原の経年変化が分る資料になりますし、河原の植物の開花や落葉、鳥類の飛来や初鳴きを記録すれば、生物季節観測にもなります。写真を撮るだけなら通勤途中でも可能です。
・釣り人が釣果をシェアすることで、年ごとの資源量の変化も分る可能性があり、川をつぶさに観察することで様々な魚類の産卵期や産卵場所も把握できるでしょう。
・歴史が得意な方は、文献等を集めることで、現在の広瀬川との比較もできるようになります。
普段やっていることをちょっとだけ変えることで、広瀬川を良くする立派なデータに生まれ変わる可能性があります。
ぜひこの機会に広瀬川を見る【新たな視点】を見つけていただければと思います。
下記のようなスケジュールで開催しますので、連続してのご参加大歓迎です。
02 【川を読む】 7月3日(日) 10時~12時 広瀬川大橋下流にて実際に川に入って、生き物採取等を行います。
03 【ニゴイを追う】 8月~9月開催予定 発信器を装着したニゴイの行方を追いかけます
04 【広瀬川環境整備】 10月~11月予定 産卵場整備や採餌環境整備等予定
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広瀬川リサーチャーワークショップ01
日 時|平成28年6月17日(金)18:00~19:30 *受付は17:45から行います
場 所|国際センター駅2階多目的スペース
対 象|どなたでも *上記の「例えば」に該当する方や連続して参加いただけるかた大歓迎です
定 員|15名程度
申込み|カワラバンHPの申込みフォームまたはFAX022-739-8814
*申込み後3日経過しても返信がない場合は下記までお問い合せください。
問合せ|カワラバン(菅原)090-9745-3571
プログラム
17:45 受付開始
18:00 開会
18:15 ゲストトーク 【サクラマスをとおして考える、広瀬川のいまとこれから】
宮城教育大学 棟方有宗 准教授
19:10 【広瀬川における電波発信機を用いたニゴイの行動調査について】
19:30 閉会
★この活動は平成28年度公益財団法人河川財団の助成を受けて実施しています