イベントの内容
文芸評論家、池上冬樹先生をアドバイザーに迎え、著名な作家や一流出版社の編集者を講師としてお招きした文芸講座を開催しております。
●2月講座
◆講師:村山由佳(写真)
東京都出身。立教大学文学部卒。
学習塾講師や有線放送アナウンサーを経て、1991年に『いのちのうた』で環境童話コンクール大賞。1993年に『天使の卵-エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞し、本格的な作家活動に入る(なお、同作は2006年に映画化された)。
2003年には『星々の舟』で第129回直木賞を受賞。2009年には『ダブル・ファンタジー』で第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞をトリプル受賞し、文壇から高く評価される。
ほか、『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズ、『遥かなる水の音』『放蕩記』『天翔ける』『ありふれた愛じゃない』など、著作多数。恋愛小説の名手として、中高生から大人まで広く支持されている。
また、ラジオパーソナリティとしても、2013年からNHK-FM「眠れない貴女へ」(毎週日曜23時30分~25時)の司会をつとめており(スポーツコメンテーターの奥野史子氏と一週交代)、美声と優しい語り口で、リスナーの好評を博している。
現在、小説すばる新人賞、島清恋愛文学賞の選考委員をつとめている。
◆ゲスト:千早茜
北海道出身。立命館大学文学部卒。小学生時代をアフリカのザンビアで過ごす。
大学在学中に創作を始め、卒業後はさまざまな職業を経験しながら、魚の詩を多く書き、それを小説に起こした『魚神』で2008年に第21回小説すばる新人賞を受賞。翌年には同作で第37回泉鏡花文学賞を受賞する。
2013年には『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞を受賞し、第150回直木賞の候補にもなる。
2014年には『男ともだち』で第151回直木賞の候補となり、翌年には同作で第36回吉川英治文学新人賞にもノミネートされた。
その他の小説に、『森の家』『桜の首飾り』『眠りの庭』などがあり、いずれも高い評価を受けている、いま最も注目される若手作家のひとりである。
◆講座アドバイザー:池上冬樹(文芸評論家)
◆プロ作家志望者から、読書の楽しみを深めたい方まで、どなたでも受講できます。 お気軽にお問合せください。
◆テーマ:「ターニングポイントはどこにある?」
◆2月27日(土)16時~18時開講 会場:仙台文学館講習室
※1~3月は通常月より開講時刻が30分早まります
◆受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
◆定員:90名
お申し込み/お問合せ:sendaibungakujuku@gmail.com
tel : 080-6013-5008