イベントの内容
12月5日(土)、12日(土)の2週にわたり、「声を使う方のための音声セミナー」をおこないます。
職業柄、よく声を使うアナウンサー、司会や朗読をしている方、講師や先生など指導で良く声を使う方、受付・テレフォンオペレーターの方、スポーツインストラクターなど大きな声を出すことのある方、合唱・カラオケなど歌で声を使う方、今まで何度も声のトラブルを繰り返してしまう方などが対象の「体験型セミナー」です。
第1週目は「発声のメカニズム」についての知識を深めます。
1.「発声について」の講義
医学的な解剖・生理学をもとに発声のメカニズムを知っていただきます。
「声を出すために必要な器官って?」
「声帯ってどこにあるの?」合唱
「呼吸のメカニズムってどんなことなんだろう?」
など、「人は声をどのようにだしているのでしょうか?」ということを理解していただきます。
2.検査「自分の声帯と声の特徴を確認しましょう。」
喉頭ファイバーで院長による「のどの診察」を行います。
また、MDVP(Multi-Dimensional Voice Program)で音響学的に声を分析します。
実際に自分の声帯を目で確認したり、声を分析するので、自分の声帯や声の特徴がわかります。
以前、この検査を受けて、小さな声帯結節が見つかった方もいらっしゃいます。
声帯やのどの健康診断としても、とても役立ちます。
第2週目は、正しい発声方法を獲得するための訓練方法を学びます。
1.検査(フォノラリンゴグラフ)
声を出しているときの息の量や声域を調べます。
1週目の検査内容とあわせることで、より確実に自分の声の特徴をつかみます。
声の高さや声を出しているときの息の量など、具体的な数字として確認することができます。
2.トレーニング方法の習得
その結果をもとに、言語聴覚士と一緒に、良い発声方法を獲得できるようにトレーニングを行います。
第1週目で、すでに声が出るメカニズムを勉強し、自分の声帯の特徴や声が出るメカニズムが理解できているので、トレーニングがより効果的になります。
3.「声を守るための具体的な方法」についての講義
声のトラブルを防ぐための具体的な方法を学びます。
声のトラブルとして、長時間声を使ったり、歌をうたったあとに「声がれ」してしまったり、以前よりも声の響きが悪くなったと感じることも。
声を使う職業の方だと、何日間か声を使うことのできない期間ができてしまうため、やむなくお休みを・・ということになってしまいます。
また、声の調子が悪いので、なんとか絞り出して使っていたら、悪い習慣がついて「声域が狭くなってしまった」というトラブルも少なくありません。
そんなつらい状況になる前に「予防する方法」を知っておくことが大切です。
「のど飴っていいのかな?」
「うがいはうがい薬を使った方がいいの?」
「保湿はどのようにするのかな?」
など、声帯をどのように守るのか、より具体的な方法を学習できます。
「声帯結節を繰り返す」「緊張すると声が出にくくなる」など
声のトラブルで悩んでいる方もお気軽にご参加下さい。
日時:2015年 12月 5日(土)13:30~15:00
12月12日(土)13:30~15:00
場所:仙台ボイスセンター(朴澤耳鼻咽喉科隣接)
講師:朴澤耳鼻咽喉科・統合メディカルケアセンターTree of Life 院長 朴澤 孝治
言語聴覚士 阿部 千佳(日本言語聴覚士協会会員)
定員:6名(基本的には2週とも参加できる方。難しい場合は、ご相談ください。)
対象:「仕事で声を使う方」「趣味で声を使う方」「過去に声のトラブルで悩んだ方」
例えば、
□ アナウンサー、歌手、俳優、司会者、教諭、講師、保育士、スポーツインストラクター、僧侶、販売員、受付、コールセンター勤務のかた・・・など
□ カラオケや合唱、朗読、詩吟、民謡、落語などを趣味でおこなっているかた・・・など
料金:1回につき 6,480円 (消費税込み、検査料、テキスト代を含む)
お申込み・お問合せ:お電話022-397-8337 または info@tree-of-life.jp にて