心理学講座「癒着と分離の心理学~人との距離感を学ぶ~」(会場:仙台市戦災復興記念館)

心理学講座「癒着と分離の心理学~人との距離感を学ぶ~」(会場:仙台市戦災復興記念館)
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20151023日(金)
19:00 ~ 21:00
開催終了
イベントの内容
◎人(特に大切な人)に近づきすぎたり、離れすぎたりして疲れてしまう。
◎そもそも人との距離感が分からない。
◎母親が過保護・過干渉。心配性で、感情的なタイプだった。
◎いや、母親は放置プレイが趣味で、子どもたちと距離を取っていた。
◎恋愛依存症かな?と思うことがある。誰かを好きになったらその人のことばかり考えてしまい、感情的に振り回されて辛い思いをよくしている。
◎恋愛に限らず、依存症的傾向がある(ワーカホリック、アルコール依存、チョコレート依存、買い物依存など)
◎自分がない、という感覚をよく感じる
◎自分の意見を持てない、分からない。
◎消えたい、と思うことがある。
◎子どもの成績や学校での態度に影響を受け過ぎる。
◎罪悪感が強いタイプだと思う。
◎自分にあまり自信が持てない。特に人間関係について。
◎見た目はしっかりしてるようで、内面は不安や怖れが強い。
◎自分は情熱の女/男だと思う。
◎困っている人がいると放っとけず、犠牲をしてでも助けようとする(助けたい症候群)。

いくつ当てはまりましたか?

1つ以上、「あるある」と思った方向けに講座を開きます。
「人との距離感」にフォーカスを当てた「癒着と分離」を心理学します。

どうも私たちは幼少期の親子関係(特に母親との関係)で他人との距離感を決めてしまうようです。
お母さんと近すぎれば、他人ともその距離に近づきたくなるんですが、でも、相手は近すぎるぞ、と拒否してきて傷ついてしまいます。でも、距離が離れると寂しくなって、そして、また近づきたくなるんです。でも、また拒否されて・・・。だから、ちょうどいい距離が分からなくなってしまいます。

癒着があると憑依されたみたいになって「自分」を持つことができません。自分が欲しいものが分からなくなり、常に相手の望むものを望むようになります。
好きな服も、好きな趣味も、やってみたい仕事も自分に許せなくなるんです。

罪悪感があると、何かしなければいけない思いに駆られます。補償行為と言います。例えば、自分はあまり役立たずだからもっと仕事をしなきゃいけない、相手に気を使わなきゃいけないって、どんどん抱え込んでいっぱいいっぱいになって気が付けばワーカホリックになっています。仕事にしか自分の居場所を見いだせず、仕事と癒着してしまう状態です。

お互いにこのパターンを持つカップルは「共依存関係」を築きます。お互いにお互いを束縛し合い、これ以上離れられなくなるんですね。大好きなうちはいいけれど、でも、久々のお通じを彼と一緒に狭いトイレで迎えるのは抵抗ありますよねえ?それで意識は分離の方向に向かい、問題が生まれます。ケンカが増え、DVやらモラハラといった状況に発展することもあります。

「私は私、あなたはあなた」
この線を引くことを学んでいきます。

情熱的な人は何とかしてあげたくて「私もあなたも同じ」すなわち、同一化してしまいます。その状態を癒着と言います。自分と相手の境目がない状態なんです。それでは自分らしく生きることも、自分の考えを持つこともなくなり、相手の考えや思いに影響されて生きるようになります。

そこでお互いを尊重するために「線を引く」ことを学ぶのです。
それは「成熟」した関係への一歩であり、自己実現のための一歩です。

実はもしあなたが達成したいのにできていない目標があるとしたら、この誰かとの癒着を疑ってみるべきなのです。その存在が足かせとなり、あなたの成功を阻んでいる可能性もあるんですね。

今回も根本の講座らしく、様々なcaseを紹介しつつ、「自分はどうなのかな?」と振り返る時間を持ちつつ、そして、笑いもあり、ちょっと痛いところもアリ、でも、希望を感じ、笑顔で帰って頂けるような2時間を構成したいと思います。

【詳細】

会場:戦災復興記念館第4会議室
仙台市青葉区大町二丁目12番1号
交通:●JR「仙台駅」下車:西口より徒歩20分、西口よりタクシー5分(初乗り運賃区間)、西口バスプール15番のりば
   ●市営バス「東北公済病院・戦災復興記念館前」下車:徒歩2分、
「電力ビル前」下車:徒歩8分
   ●市営地下鉄 南北線「仙台駅」下車:徒歩20分、
南北線「広瀬通駅」下車:西4番出口から徒歩10分

日時 10/23(金)19:00~21:00

料金:¥5,000(当日払い)
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