イベントの内容
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行き先不透明な時代だから、これからの道筋を示してくれる本を、みんなで案内しあう「水先案内本カフェ」。読書の秋ということで、どーんと第3回を開催しますよ!
今回の課題本は「児童文学」! 佐々木ひとみさん著の『もののけ温泉 滝の湯へいらっしゃい』です。そして、実際に佐々木さんをお迎えして「児童文学」について語り合いたいなと思っています。
皆さん、この本のモデルになった滝の湯はご存知ですか? そう、鳴子温泉にある古い共同浴場。この滝の湯には、なんと温泉神社の神様が入りに来るとの言い伝えがあるそうです。
このどこか不思議な雰囲気が漂う滝の湯で、ひと夏を過ごすことになった水森かえでという女の子。かえでは夕暮れのひとときにだけやってくる、不思議な客のために懸命に働く…
いいですね~。なんかドキドキわくわくしてきます。
佐々木ひとみさんにお伺いすると、この「滝の湯」は、震災後まもなく、地域おこし的な視点で書かれたそう。読んでくれた方に、ぜひ、鳴子を訪ね、【温泉街】という非日常空間を楽しんでほしいとのことです。
ということで、今回は佐々木ひとみさんをお迎えして
①なぜ児童文学なのか、②何を考えて児童文学を書いているのか、③児童文学に感じている可能性、をお話いただいた上、「滝の湯へいらっしゃい」を書いた経緯、この作品に込めた思いなどをお話いただこうと思っています。
さあ、深くて豊かな児童文学の世界を、一緒に楽しみませんか?
スタイルは2部構成です。
①1部は課題本をもとに、話合い、語り合いをしたいと思います。
②2部は参加者の皆さんが主役。自らがお薦めしたい、水先案内本を持ってきていただいて、紹介してもらいます。
今回のテーマは児童書で「昔読んでその後の人生の指針になった」「ぜひ、子どもたちに読んでもらい」という本を紹介していただければと思います。
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佐々木 ひとみさんのプロフィール
茨城県生まれ。2009年『ぼくとあいつのラストラン』(ポプラ社)でデビュー。同作品が第20回椋鳩十児童文学賞を受賞。同作品が原作の映画『ゆずの葉ゆれて』が2016年春公開予定。そのほかの作品に『英国アンティーク夢譚』『イギリスを歩いてみれば』(KKベストセラーズ)『ドラゴンのなみだ』(学研)『七夕の月』(ポプラ社)などがある。高原社主宰。仙台市在住。
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