若手アーティスト支援プログラムVoyage 阿部明子・是恒さくら展「閾 -いき- を編む」

若手アーティスト支援プログラムVoyage 阿部明子・是恒さくら展「閾 -いき- を編む」
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カテゴリ:アート・展示会
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イベントの内容
2019年7月6日[土]-8月25日[日]
塩竈市杉村惇美術館 企画展示室
10時~17時(入館受付は16時30分まで)
月曜休館(但し7/15・8/12は開館、翌日休館)
観覧料/企画展+常設展セット(団体料金):
一般500円(400円) 大学生・高校生400円(320円)
中学生以下無料
※団体料金は20人以上。
※メンバーシップ会員カード、各種障がい者手帳を提示された方は割引。

主催:塩竈市杉村惇美術館
共催:塩竈市
協力:志波彦神社・鹽竈神社 日本数学史学会 岩手県和算研究会 七ヶ浜町歴史資料館
後援:河北新報社 朝日新聞仙台総局 毎日新聞仙台支局 読売新聞東北総局
TBC東北放送 仙台放送 ミヤギテレビ KHB東日本放送
エフエム仙台 BAYWAVE78.1FM 宮城ケーブルテレビ株式会社 仙台リビング新聞社

問合せ:塩竈市杉村惇美術館
〒985-0052 宮城県塩竈市本町8番1号
TEL 022-362-2555/FAX 022-794-8873

今回は、写真家・阿部明子、美術家・是恒さくらのお二人をご紹介します。
阿部は、自身が生活を送る場所の特性やその生活の中で繰り返し見続ける風景を主題に、複数の写真のレイヤーを重ねた作品や、展覧会ごとに独自の展示方法を提示するなど、多角的な視点を取り入れながら、写真の新しい表現方法を模索し、その可能性を追求しています。
是恒は、アラスカや東北各地の捕鯨、漁労文化についてフィールドワークと採話を行い、リトルプレスや刺繍、造形作品として発表しています。個々人の記憶に潜む視点の豊かさに目を向けたその作品は、鯨と人との関係性にとどまらず、そこに広がる自然と人との尊い結びつきを伝えています。

タイトルにある「閾(いき)」とは、ある感覚や刺激に気づくか気づかないかの境界を指す言葉です。私たちは常にものごとの曖昧さの中で、視覚や聴覚、触覚など、あらゆる感覚を繰り返し受け、時に記憶と結びついたりしながら、自分自身や外の世界をとらえています。風景を<編む>ようにして、自己と他者の境界を探りながら制作する阿部と、人と自然の関係を問い続け、その物語を本や刺繍として<編む>是恒の、両作家が<編む>表現は、目に映る風景を重ね合わせ、透かし見るように、表層から更にその深層へと向かい、ものごとの本質や真実を見つめようとしています。

本展では、自然から導き出される美しい図形が描かれた算額*に学び、和算家の視点を取り入れた阿部の新作と、松島湾域に残る鯨の骨に焦点をあて、各地の鯨の骨にまつわる物語と結ぶ是恒の新作を含む作品群を同時にご覧いただきます。

二人の表現に触れることでさまざまな思いが交差し、つながりあい、私たちがより豊かな視点をもってこれからの時代を歩んでいくための一助となることを願っています。
*日本独自に発展した数学「和算」の問題や解法を記して神社や仏閣に奉納する絵馬。
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